スポーツハーネスについて

Willans スポーツハーネスについて

スポーツハーネスの選び方について

以前は２インチ幅のベルトが支流で、F1やF3・WRCなどのトップカテゴリーでしか３インチが使用されていませんでした。車の性能が上がり、各競技がハイスピード化されたために20０0年より３インチ幅のベルトしかＦＩＡでは認められなくなりました。これから競技に参加れる方は３インチが必需品になります。

※カテゴリーによりレギュレーションが異なりますので、参加される競技の主催者、大会事務局にご確認ください。

最近、サーキットの走行会では３インチのベルトを使用されている方が以前より増え、とくにGT-Rやスープラなどの大排気量車からランエボ、インプレッサの２リッタークラスまで多くの方が使用されています。

2インチと3インチの違いはホールド性で、ベルト幅が広いためホールドする面積の多い3インチの方がよりホールド性に優れています。
3インチハーネスは、レーシングカーや、サーキットでのタイムアタックや走行会専用などサーキット走行のため、またはサーキット走行に重点を置いた車両には3インチが適しています。これは、グリップ力の高いレーシングタイヤなどに対応するため軽量化したり、ボディー補強したりして強力な横Gや減速Gに対処するためです。もちろんバケットシートは必需品です。

2インチは、ストリートの一般走行からたまに市販ラジアルタイヤ、純正シートで走行会に参加されたり、峠をせめたりするユーザーに適します。

上記のことから、２リッター以上の走行会常連の方や、バケットシートを装着されている方には３インチをお奨めします。小排気量車や純正シートで手軽にモータースポーツを楽しみたい方には２インチ幅でも十分に性能が発揮されます。

以上、用途別にご説明しましたが、ます走行するフィールド、車両やタイヤの仕様などからご検討をいただき、体格や好みでお選びください。

対応シートについて

ヘッドレストが分割タイプのシートや、スカイラインGT-Rのように一体型でも4点式ベルトを通す穴が開いているタイプでしたら、2インチ、3インチどちらのタイプでも取り付け可能です。一体型のシート（S13シルビアなど）の場合は肩の部分の〝引っかかり〟が無く４点式ベルトの取り付けが難しい車種です。シートをバケットシートなどに取り替える必要があります。

また、レカロなど競技やスポーツ走行用のバケットシートでしたら４点式フルハーネスを使用することを前提に設計されていますので問題なく取り付け可能です。

２シーター車について

HYPER TUNING Webサイトで扱っていますClub ４×４スポーツハーネスは、基本的に４シーター用ですが２シーター車にもご使用いただけます。

４シーター、２シーター用の違いは、ショルダーベルトの長さと、４シーター用にはショルダーベルトをシートの後ろでクロスに固定するための金具が付いています。2シーターでご使用の場合は、お手数ですがこのBの金具を外してご使用ください。また、ショルダーのベルトを短く調整してご使用ください。

出荷時にセットされた状態です。（4シーター車に最適な状態です。）
A-C 間 115cm
※2シーターでご使用の場合は、お手数ですがBの金具を外してご使用ください。

ロゴ部からリヤフックまでの最大と最小の距離です。
A-C1 間 35cm
Ａ-C2 間 135cm

※C1-C2間で調整可能です。

右側・左側シート用について

クイックリリースパックル（通称：丸バックル）を採用したClub ４シリーズは左右の仕様が異なります。右側用は、ベルトを外した時にクイックリリースバックルが左側に残ります。これは、車の乗り降りにじゃまにならないようにするためと、ドアを閉めた時にバックルをはさみ込んで車に傷をつけない様にするためです。左側用はこれとは逆に右側（ドアと反対側）に残ります。

右側シート用（ドライバー側）

左側シート用（ﾅﾋﾞｹﾞｰﾀｰ側）

※ 車両のインテリアデザインや、バケットシートのデザイン等によりスペースが無い場合があります。